マイナンバーと事務のシステム化
≪ マイナンバーが持つ特徴 ≫
① 様々な情報が紐づいて、連携がおこないやすくなる
② 数字列なので、扱いが非常に簡単
③ 取り扱いに関して厳しいルール・数字化により、マイナンバーを取り扱う事務の自動化が
期待できる
≪ 利用範囲の拡大 ≫
今後、マイナンバーの利用範囲が広がっていくことに伴い、さまざまな領域のシステム化・
自動化が一気に進むと考えられています。
マイナンバー制度のスケジュール
2013年5月 番号法成立
2015年10月~ 個人番号・法人番号の通知
2016年1月 社会保障・税・災害対策分野のうち、可能な範囲から番号の利用の開始
2017年1月 情報ネットワークシステム(マイポータル)の運用開始
制度開始時点で利用される分野
≪ 社会保障分野 ≫
〇 年金の資格取得・確認、給付
〇 雇用保険の資格取得・給付などハローワークなどの事務
〇 福祉分野の給付・生活保護の実施など低所得者対策の事務
≪ 税分野 ≫
〇 税務当局に提出する確定申告書・届出書・調書
制度開始時は、法律で定められた範囲内での利用となり、民間サービスへの利用は
できません。
利用範囲を拡大する場合には、法律改正を経ることになります。
まとめ
マイナンバーは、「安全・安心」のために、当初は限定された利用範囲内での利用と
なっています。ただし、マイナンバーが持つ特徴「連携がおこないやすい」「システム化
・自動化への期待」などにより、今後はさまざまな分野での利用拡大が検討されています。
利用範囲の拡大は、私たちの手続きの利便性の向上にもつながります。