マイナンバーとは
マイナンバー(社会保障・税番号制度)= 複数の機関に存在している個人の情報を同一人の
情報であるということの確認を行うための社会基盤(インフラ)
≪ マイナンバーの目的 ≫
① 社会保障・税制度の効率性・透明性の確保
② 国民にとって利便性の高い康平・公正な社会の実現
≪ 番号の割り当て ≫
個人 → 12桁の数字「個人番号」(これがマイナンバーと呼ばれます)
法人 → 13桁の数字「法人番号」
≪ 社会保障・税・災害の分野のインフラ ≫
※ インフラとは、毎日の暮らしを縁の下から支える仕組みのこと。(水道・電話・
電気・ガス・学校などもインフラです)
マイナンバー制度は、今後暮らしに欠かせない大切なインフラの一つになり、マイナンバー
の利用分野が広がると、ますます生活の安心・安全面を守る大切なインフラに成長して
行くことになります。
マイナンバーの安心・安全を守るための仕組み
≪ マイナンバー制度で、国民が一番不安に思う「漏洩・悪用」への対策 ≫
① 「特定個人情報保護委員会」がしっかりと監視・監督
② マイナンバーの管理を「一元管理」ではなく、「分散管理」にし、漏洩リスクの軽減
③ マィナンバーの取り扱いに関して、非常に厳格なルール
④ マイナンバー情報を漏洩した者と、その企業に厳格な罰則
⑤ 万が一情報が漏洩してしまった場合には、速やかな番号の変更が可能
≪ 限定した分野での利用 ≫
様々な対策を行っていても制度導入時には、予想がつかないリスクもあります。そのため、
当初は、悪用などのおそれが少ないと考えられる3つの分野「社会保障」「税」「災害」
に限定した利用からスタートします。
その後、徐々に利用範囲を拡大していくことが検討されています。その際にはひとつひとつ
問題点を洗い出し、解決をしながら進めていくことになります。
マイナンバーのねらい
「暮らしを便利にし、困っている方の状況を迅速かつ正確に把握して必要なサポートを
提供できるようにすること」
これがマイナンバーのねらいです。
≪ 将来的には「暮らしの見える化」 ≫
利活用拡大に伴い予想される波紋
① 銀行の預貯金口座とマイナンバーの連動
→ 「自分の資産がガラス張りになる」 → 「不正に手を染めている人(税をごまかし資産
を積み上げた人など)」にとっては、厳しい仕組み
② 医療分野でのマイナンバーの利用
→ 病歴などがマイナンバーで一括でわかるようになるとプライバシーの心配がある
このように、活用が拡大するにつれ、今まで見えなかったものが見えるようになる
「見える化」が進むことになります。この「見える化」は波紋もありますが、今まで
わからなかった課題の発見にもつながり、その課題解決にも役立つと期待されています。
まとめ
マイナンバーという新しい制度が始まるとき、今まで公にしていなかった情報までもが
一気に公表されるのではないか…などという心配をする人も確かにいます。
しかし、マイナンバー制度の目的やねらい、そして漏えいや悪用を防ぐための対策を
知ることで安心もできますし、今後のマイナンバーの利活用の拡大の際にもスムーズに
運用できるようになります。